犬の糖尿病とは?

糖尿病とは、血糖値を下げるように調節するインスリンの分泌・作用不足により高血糖状態が持続し、以下のような症状を引き起こします。血糖値とは、血中のブドウ糖濃度のことです。

 

・多飲多尿
・脱水
・体重減少
・白内障(犬)
・後肢の虚弱
・食欲不振
・元気消失
・衰弱

 

死亡に至る場合もあります。

 

犬に限らず、小動物における糖尿病は、大部分は中年から老年期に発症します。若齢期に糖尿病を生じるものは稀です。犬においては、メスに多く発生する傾向があります。
犬での糖尿病の発生率は、ざっと、200頭に1頭と言われています。

 

<参考文献>
クルーズ動物病院 
・尾崎 博 他:獣医畜産新報53 (3),2000
三鷹獣医科グループ

 

 

犬が糖尿病にかかると、ほぼ白内障になる

糖尿病に罹患したほとんどの犬は、白内障を併発しますので、注意が必要です。
糖尿病が原因での白内障は糖尿病白内障と呼ばれます。糖尿病白内障は発症後、数日で成熟白内障に達するので、急に白内障が発見されるようになった場合は、糖尿病を確認する必要があります。

 

<参考文献>
・太田充治:獣医畜産新報55 (3),2002

 

 

犬の糖尿病予防のために

糖尿病と白内障とは関係が深いため、犬を糖尿病に罹患させない努力、つまり予防がとても重要です。
糖尿病の間接的な原因は、何と言っても肥満です。肥満と糖尿病の関係は深いのです。 体重を把握し適切な栄養管理を行うこと、適度な運動をさせることは、予防の観点から非常に有効です。

 

<参考文献>
三鷹獣医科グループ